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8月16日、鴨川デルタに向かう道中、加茂大橋にて警備員及び警察官が歩道に並んでいるのが見えました。はて、なんぞやと推量しもしや…と思い警察官に尋ねました。「今日ってもしかして送り火ですか?」

デルタにて荷物を下ろすと、警察官が「何をなさるんですか」と尋ねてきました。先程、別の警察官に答えていただいた恩が身に沁みていたので、丁寧に「ピクニックです」と答えさせて頂きました。警察官、目が効きますね、いや彼らの場合は鼻ですかね? その調子で悪い人をしょっぴいていってください。

火をひと目見ようと人々がたくさん居ましたので、彼らが勘違いを起こさぬようにこちらは火を灯さず、小規模に開催。山の火が消えたあとはこちらに火種を渡してもらい、二三の蝋燭を灯し始めました。後ろの人は火を見るためにただ立っています。なんだか怪しいですね。

19時頃に到着し、22時頃まで鴨川デルタに滞在しました。世には様々な人が居ます。私の姿を写真に収めようと声をかけてきた西洋人、過ぎ去りかけるもこちらから優しく声を掛けると踵を返し見に来てくれた東洋人カップル(笑顔が素敵でした)、バグったピカチュウに好反応を示す立命館生(SOUL’d OUTを知らなかった)。

そして、最後に似合わないテーラードジャケットをお召になった男性を含むヤング集団。「何してるんですか?」と声をかけてきたのでピカチュウの実演を行いつつ、事情を説明しますと興味が失せたようでテーラードジャケットは「なんだ、呪いみたいな儀式やってんかと思ったわ」と吐き捨て去っていきました。テーラードジャケットをはためかせ、ポケットに手を突っ込んだ猫背の後姿に動揺と強がりが窺えました。連れの方が「そんなこと言ったら失礼だよ」と注意したのが聞こえました。素晴らしいご友人をお持ちだなと感心しました。発言の内容はともかく、私と対話する気もないように言葉を投げつけ去っていく態度に呆れてしまいました。私も追いかけて一言二言申せば良かったのですが、瞬発力に欠けているため叶わずに終わってしました。私の落ち度を慮りますと、衆目集まるところで珍奇な物品を並べ理解不能な様子を展開し、それが眼に止まりし人の頭を混乱せしめたこと…でしょうか。空間性を有する限り、人目を逃れることはできません。河原者はいつの時代も辛いですね。

暗い話になってしまいました。ラジオで宇宙人を呼ぼうとしている店主の写真でお茶を濁して終わります。

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